椅子は、1つ

椅子は、1つ

カテゴリー:行動力

子供の頃、「ラジオの製作」という雑誌がありました。

いろいろな電子工作の作り方が載っている月刊誌です。

毎月、その雑誌が本屋さんに並ぶのが楽しみでした。

 

 

しかし、工作の仕方が載っている本なのに

自分で作ることは、ほとんどしませんでした。

実際に作るとなると、面倒くさいのです。

作った気になって空想するのが楽しかったのです。

 

 

そういった習癖は、大人になっても変わらず

ビジネス本や自己啓発本を買っても

教えを実行する自分を空想して楽しむだけで

ほとんど行動に移すことがない有り様です。

 

 

書いてあることを全部実行していたら

どれだけ成長していただろう、と思います。

 

 

空想は、楽しいです。

何一つ努力せずに実現してしまうから。

散らかった部屋も、空想の中では

一瞬にして綺麗にすることが出来ます。

 

 

しかし、空想で理想の部屋を思い描いても

現実では、一昨日、飲んだ缶コーヒーが、

机の上に置いたままになっていたりします。

ゴミ箱に捨てるだけのことが出来ない自分がいるのです。

 

 

「ザ・ワーク」という悩みやストレスを自己解決する手法を編み出した

バイロン・ケイティは、長いこと、うつ病で苦しんでいたそうです。

人は、空想出来る能力があるから、現実と理想のギャップを感じて

うつになるのかもしれません。

 

 

その彼女は、

著書「新しい自分に目覚める4つの質問」の中で、「成功したい」という悩みを

持つ人に対して、こんなことを言っています。

 

 

「4000円の椅子より、40万円の椅子を欲したとしても

座ることに変わりありません。(中略)

あなたが座ることができるのは一度に一箇所だけです。

この比喩を使って言いましょう。

もし、私が今もっている椅子があるのに

別の椅子を持つべきだと考えたなら正気の沙汰ではありません。

私は、同時に2つのことを望んでいるのであり、唯一の苦しみとは、混乱なのです。

「私は、他の椅子が欲しい」というのは偽りです。

私が欲しているのは、明らかに、今、もっているこの椅子なのです。

そのことを理解できれば、もう混乱はありません。

 

心を見透かされたような突き刺さる言葉です。

まずは、目の前のことをきちんとやらなければ、と思いました。

 まずは、散らかった机の上を片付けたいと思います。

 

 

この記事を書いた人

尾田 譲二
尾田 譲二
インターネット黎明期に日本初の漫画合作仲介サイトを起ち上げるが、やりたくてはじめたことなのに事業化の過程で、自分が本当にやりたいことなのが何なのかわからなくなり、長い鬱状態に陥る。2013年に出会ったパッションテストで、情熱を再発見。長い迷路からようやく抜け出し、再起を目指している。

著書に電子書籍「ストーリービルダー」がある
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