小2女子の釣り師

小2女子の釣り師

カテゴリー:影響力

英国の首相だったウインストン・チャーチル氏は、
あるパーティで、顔見知りの男が貴重な銀の塩入れを
盗むところを目撃しました。

その場で、ことを荒立てたらパーティが台無しになる
と考えたチャーチル氏は、ペアの胡椒入れを懐に忍ばせ、
出ていこうとした男に近づいたそうです。


胡椒入れを見せ、
「おれたちは見られたみたいだ」と囁きました。
「あそこに戻したほうがいいぞ」

そんなエピソードが、
「瞬間説得」(ケヴィン・ダットン著 NHK出版)
という本の冒頭に書いてありました。

ユーモアのあるチャーチル氏らしい説得方法ですね。

パーティつながりで、
瞬時に説得させられてしまった話を私も思い出しました。

仕事仲間の誕生パーティにいったときのことです。
別の仕事仲間が、自分の家に今回の主役を招待し、
皆で、食事をしたのですが、
主催者が突如、私の誕生日を訊いてきました。

その人は、イベント事が大好きなので、
私が誕生日を答えたら、同じように
パーティをされるのではないかと思い、
私は、返答を拒みました。

私は、自分にスポットライトが当たるのが
苦手で、そんなことをされたら、
逃げ出したくなるので、
頑なに答えるのを拒否していました。

その家の小学二年生の娘さんにも
「ねえ、教えてよ」
と言われたのですが、大人げもなく
答えませんでした。

そのうち、話題が変わって、
ほっとしてコーヒーを飲んでいたら、
階上から何かがするりと降りてきました。

タコ糸に紙と鉛筆がくくりつけてあり、
紙を開いてみると、
「誕生日をここに書いてください」
と書いてありました。

小学二年生の娘さんが
階上から、私を釣っていたのです。

さすがに、ここまでされると
拒否できません。
渋々、私は、誕生日を記入してしまいました。

タコ糸は、ゆっくりと
引き上げられていきました。

それにしても
彼女の柔軟な発想力に舌を巻きました。

言葉以外にも人を動かす方法はあるのだと
学ばせていただきました。

この記事を書いた人

尾田 譲二
尾田 譲二
インターネット黎明期に日本初の漫画合作仲介サイトを起ち上げるが、やりたくてはじめたことなのに事業化の過程で、自分が本当にやりたいことなのが何なのかわからなくなり、長い鬱状態に陥る。2013年に出会ったパッションテストで、情熱を再発見。長い迷路からようやく抜け出し、再起を目指している。

著書に電子書籍「ストーリービルダー」がある
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