登山と人生

登山と人生

カテゴリー:目標

あなこんにちは!
木曜日担当のジョーです。

あたは、登山をしますか?
登山が好きですか?
私は、大好きです。 

今回は、
インターネット生中継登山『冒険の共有』でも有名な
登山家の栗城史多氏の話をご紹介します。

彼は、なぜ苦しい思いをして、厳しい環境の山に
チャレンジし続けることができるのでしょうか?

 栗城さんは、気象条件の厳しい秋季に、
単独・無酸素でエベレストに4度チャレンジしたものの、
登頂を果たすことができませんでした。

 しかも、4度目のチャレンジの際には、
凍傷で鼻を損傷した上、9本の指を失いました。

 日常生活もままならない中で、
「もう山には復帰できないのではないか?」という不安が
何度も襲ってきて「絶望の中を生きていた」日々だったそうです。

 しかし、栗城さんを救ったのが父親の言葉でした。

帰国後しばらくの間、心配をかけた父親にどのような顔をしてよいかわからず、
連絡することができなかったそうです。 
しかし、意を決して電話すると、

「おめでとう」
という言葉が返ってきたそうです。

 怒られるとばかり思っていた栗城さんにしてみれば、
意外な言葉でした。

 父親の考えは、
  ・生きて帰ってこられたこと
  ・そういった苦しみを背負って山と向き合えた体験

それらが、おめでとうの理由だったと。

懸命なリハビリを乗り越えて、再びチャレンジした世界第12位
8,047mのブロードピーク。 

そこは、体感温度-55℃、酸素分圧は地上の1/3程度しかありません。

例えるならば、座っているだけでもフルマラソンを
走るくらいの脈拍という世界です。

 そんな極限の環境で、想像を絶するような苦しみに直面しているにもかかわらず、
山と自分自身と向き合えたのは、父親の言葉があったからです。

「苦しみ、ありがとう」

そう感謝することによってブロードピークの頂上にたどり着きました。

見事に単独・無酸素登頂を成し遂げた時に味わった喜びからは、

  「苦しみは悪いものではない」
  「苦しみのふり幅が大きいほど大きな成長や学びが待っている」

そんな父親の言葉の意味を深く味わうことができたのだと思います。

 栗城さんは、人が直面する苦しみには3つあるといいます。
  1.闘っても勝てないこと
  2.逃げても追いかけてくるということ
  3.苦しみは苦しみのままで終わらないということ

 山に登り続けると、苦しさや辛さ、孤独感など様々な感情が襲い、
「もう引き返したい..」という思いに駆られることもあると思います。

そんな時は、この苦しみの先にどんな学びや成長が待っているのか、
乗り越えた先に待っているのはどんな自分なのか、
そのイメージが、前に足を突き動かしていく力に変わっていくのかもしれません。

そして、たどり着いた頂上には、道中では気づきもしなかった壮大な景色が
待ち受けているのかもしれません。

 山あり谷あり、停滞あり・・・
これは、人生にも当てはまりますね。

この記事を書いた人

小野 丈一
小野 丈一
陸上自衛隊にてレンジャーや第一空挺団で鍛え抜き、世界39ヶ国の冒険で自分に挑戦してきた。

大学研究員や会社員を経て、心理カウンセラーとして引きこもりや不登校の子どもたちと接しているうちに、頭・心・体をバランスよく育てる教育が必須だと思い「強く生き抜く力」をテーマに「冒険塾」や「防災塾」を主宰している。
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