にらめっこしていてもはじまらない

にらめっこしていてもはじまらない

カテゴリー:行動力

若い頃、客先に納入されている理化学装置の
メンテナンスの仕事をしていました。

 

装置が故障すると修理をしなければなりません。
まずは、トラブルの現象を把握して、問題解決のために
電子回路図を開きます。

 

回路図を開いたものの、知識も経験も少ないので、この回路は、
どうやって動いているのか、研究をはじめます。
そして、このへんが悪いのではないか、と推理をします。

知識も経験も少ないので、あてずっぽうです。
なので、その推理は、ほぼ百パーセント間違っています。
そうすると、また回路図に目を通し、再推理が始まります。

 

その時の頭の中は、「どうして、こうなるんだろう」
という感じで、電子回路の仕組みの究明に走っています。
仕組みの究明に走りだすと、面白くなります。

 

名探偵になった気分で、回路図とにらめっこし、
煮詰まると、コーヒーを飲みに行き、
戻ってきて、再検討を始めます。

 

しかし、結局のところ、考えていてもはじまらないのです。
問題と思われる場所を一つづつ潰していかないと
解決しないことが殆どでした。

 

仕組みがわかったところで、問題は解決しないのです。
実行あるのみ。

 

実行には、痛みが伴います。
逆に装置を壊してしまうかもしれないし、
ハンダゴテで火傷してしまうかもしれません。
でも、回避してたら、直りません。

 

トラブルの原因がわからず、うんうんうなっていると
時々、天から、閃きをもらい、「なんだそうだったのか」
という解決策を得ることがあります。

 
しかし、それは、いくつかの施策を実行した後に起こります。
単に考えているだけでは、天は、解決策を教えてくれません。

 

考えるだけでは、力はつかず、
実行することで、はじめて自分の中に蓄積が出来、
次の仕事に活かすことができるようになります。

この記事を書いた人

尾田 譲二
尾田 譲二
インターネット黎明期に日本初の漫画合作仲介サイトを起ち上げるが、やりたくてはじめたことなのに事業化の過程で、自分が本当にやりたいことなのが何なのかわからなくなり、長い鬱状態に陥る。2013年に出会ったパッションテストで、情熱を再発見。長い迷路からようやく抜け出し、再起を目指している。

著書に電子書籍「ストーリービルダー」がある
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