本当の知恵とは

本当の知恵とは

カテゴリー:継続力

大木を切り倒そうと思ってのこぎりを挽きはじめたとします。

 

大木は、なかなか倒れません。
のこぎりを挽くのは、単純作業の繰り返しです。
何度も挽いてもなかなか、刃は、前に進みません。
飽きてきたあなたは、ふと思いつきます。

 

「電動ノコギリをつかえばいいじゃないか」

 

ところが、そこは、山の中です。
電源を引っ張ってくるのに、5千メートルのケーブルを
用意しなければなりません。

 

そんなケーブルが売っていないとわかったあなたは、
別の手を模索します。

 

「そうだ、発電機を使おう」

 

ところが、発電機を買うお金がありません。

 

「そういえば。オークションに出していた
中古のオートバイがあったな。全然、売れないし、
いっそのこと、エンジンを取り出して、発電機を作ろう」

 
そんな思いつきに。ワクワクしてきます。
そして、

 

「いやあ、楽しいな。発電機作るの」

 

 と、木を切り倒すのが目的だったのに、
いつのまにか違うことをやり始めています。

 

大げさな比喩を使いましたが、
こういうことってよくありませんか。

 

私自身が、こんなことを繰り返してきたので
自戒を込めて書きました。

 

何かを成し遂げようとするとき、
何かを習得しようとするとき。
「同じことを繰り返す」
という工程を通り抜けなければなりません。

 

その単純作業がいやだから、近道を探そうと思って、
浅知恵を働かせます。
その結果、いつまでたっても目的地に辿りつけない、
ということになります。

 

どんな分野であっても、職人と言われる優れた人たちは、
単純作業を乗り越えてきたからこそ、
技術を習得出来たのでしょう。

 

営業マンであれば、訪問の場数を踏み続けた人が
トップになっていくのでしょう。

 

浅知恵ではなく、本当に深い知恵は、


 「馬鹿になって、同じことをやり続ける」

 
ところから出てくるのではと思います。


ノコギリを引き続ける。
そして、切れが悪くなったら、刃を研ぐ。
今日の進歩が見えなくても
その繰り返しを厭わずにいきたいものです。

 

 

 

この記事を書いた人

尾田 譲二
尾田 譲二
インターネット黎明期に日本初の漫画合作仲介サイトを起ち上げるが、やりたくてはじめたことなのに事業化の過程で、自分が本当にやりたいことなのが何なのかわからなくなり、長い鬱状態に陥る。2013年に出会ったパッションテストで、情熱を再発見。長い迷路からようやく抜け出し、再起を目指している。

著書に電子書籍「ストーリービルダー」がある
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